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--- ◇ピースボートに乗って、旅してました --------------------
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---------------------------------- 2004年05月28日号 --
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   半農半Xという種子〜半農半X研究所news VOL.006
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CONTENTS

■1■ ピースボートに乗って、旅してました
■2■ 『ソトコト』のステキな紹介文です
■3■ 京都府農業大学校へ行ってきます
■4■ エックスを見つめる他火(旅)
■5■ ムソー「ビューティフルさんでいこう」
■6■ 創刊誌『楽園工房』 連載になりました!
■7■ 『週刊金曜日』の「元気がでるまち」で
■8■ 『自然の仕事に就こう』(山と渓谷社)
■9■ 『わが家と地域の自給エネルギー』に出ています!
■10■ ソニー系の電子書籍デビューです
■11■ 「半農半X」系のことばたち(1)
■12■ 田んぼでニューインスピレーション!
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塩見直紀@半農半X研究所です。
いつもありがとうございます!

2003年7月19日、ソニー・マガジンズから
『半農半Xという生き方』を上梓させていただき、
この5月19日で「10ヶ月」となりました。
本当に本当に早いものです。

おかげさまで、雑誌等の書評や口コミ等で
手にとってくださり、うれしいメールが届いたり、
また綾部への訪問から、新しい物語が生まれ続けています。

半農半Xというコンセプトは、「萌芽力」がある
種子かもしれないなあと感じています。
本当にありがとうございます!

以下はその後、生まれた小さな物語集です。

お時間許せば、お読みいただければ、うれしいです。

転送歓迎です。

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■1■ ピースボートに乗って、旅してました
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「ピースボートの船内で、著書にであい、
憧れのくらしのかたちのひとつになりました」

楽天日記を訪問くださった方から
上記のメッセージが届いて、びっくり。

『半農半Xという生き方』がピースボートで
旅していたなんて。

なんだかとってもうれしいニュースでした。
乗船させてくださった方、ありがとうございました!

旅の友になれる本。
そんな本だといいのだけれど。

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■2■ 『ソトコト』のステキな紹介文です
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スローフード、スローライフ。生活のさまざまな要素を「スロー」に
掘り下げている素敵な月刊誌「ソトコト」(木楽舎刊)。

4月号は「LOHAS(Lifestyles Of Health And Sustainability)
ココロ・カラダ・地球にいい暮らし」という特集がありました。

同号で『半農半Xという生き方』が紹介されました。
編集部の方が書かれたメッセージだと思いますが
ステキなものなので、転載させてもらいます。

***

ソトコト的生きる哲学21世紀サバイバル

半自給的な農業とやりたい仕事を両立させる生き方を
著者は「半農半X」と名づけ、提唱する。自ら米や野菜など
主だった農作物を育て、安全な食材を手に入れる一方で、
個性を活かした自営的な仕事にも携わり、一定の生活費を
得るという生き方だ。

一読して、まったくそうだと、同感してしてしまった。
日々の糧を自分でつくるということは、生き物である以上、
いわば必然。とはいえ、人間ならではの文化的生活という
ものもある。そこで半農半X。みんなが持っている才能を
世の役に立て(そして換金し)、農的生活をする。みんなが
少しずつ自分が食べるものをつくったら、ありとあらゆる
ことが良い方向に行くはずだ。地震や戦争が起きても
食べ物に困らないし、子どもには食べものがどこから
来るかという教育にもなる(大人も同様か)。
自分や家族が食べることで安全性も考えるだろう。

かつて農園で働いたことがあるが、ニワトリを絞めれば、
宗教などは関係なく、自然と祈るような気持ちになった。
すべての食べ物は、大地やほかの生きものからの
恵と思うようになると、もう食べ残せなくなる。

それに「農」がいいのは、誰にでも仕事があること。
小さな子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで、
みんなそれぞれできることがあり、家族が「生きる」
という目的で力を合わせることができるのだ。
半農半X、理想とはいわず、実現に向けて
一歩を踏み出そう。

「ソトコト」サイト http://www.sotokoto.net/latest/index.html

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■3■ 京都府農業大学校へ行ってきます
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内村鑑三の「後世への最大遺物」(岩波文庫)が縁となり
5月の後半、神戸の私立高校(3年生)で「半農半X」について、
お話をさせていただきました。

若い世代に耳を傾けてもらえたこと、うれしく思います。
種子となり、いつしか芽がでたらうれしいです。

6月中旬、京都府立農業大学校(綾部)の特別講座に
いってまいります。

95年に「半農半X」というコンセプトが生まれ、
以来10年弱、「半農半X」という視点からいろいろ考えてきました。

個人や組織、市町村のミッションを応援できたらうれしいです。
呼ばれれば、どこへでも飛んでいきます!

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■4■ エックスを見つめる他火(旅)
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『半農半Xという生き方』をお読みくださった方が、
芝原キヌ枝さん宅(素のまんま)で「農家民泊体験」を
してくださっています。

「素のまんま」の芝原さん、ますます人気です。
これからの季節も「自己探求」「エックスを見つめる時間」や
「カントリーウォーク」「里山歩き」、オススメです。
農家民泊の詳細をご希望の方はご一報ください。

綾部がいつしか、訪ねたい「こころのまち」「伝説のまち」に、
「自己探求都市」「人生探求都市」に、
「他火(たび)のメッカ」になれたらうれしいです。

里山ねっと・あやべのホームページ「農家民泊体験記」の
コーナーにオススメのエッセイがいっぱいあります!

6月27日(日)、NHK・BS2「初夏 里山の音景色」(4時間番組)で
芝原さんと、『半農半Xという生き方』に登場いただいている
山中衛さん一家が登場されます(16時〜)。ぜひご覧ください!
http://www.satoyama.gr.jp

また、『半農半Xという生き方』を読んでくださった大阪の
神田正実さん一家が「子どもたちに田植えを経験させたいです」
と綾部まで来てくださいました。ありがとうございました!
(『楽園工房』VOL.2において、写真で登場予定です)

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■5■ ムソー「ビューティフルさんでいこう」
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自然食品メーカー大手・ムソー発行の
フリーペーパー「ビューティフルさんでいこう」(5月号)で
『半農半Xという生き方』を1ページで紹介してくださいました。

「農」と「X(エックス)」は全くかけはなれたものではありません。
農の世界を通して自然の営みにふれ、感受性を高めることで、
より創造的な仕事ができる、その仕事が「X」なのです。

・・・と、いい感じにまとめてくださっています。

編集の片山様、尊い機会をありがとうございました!

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■6■ 創刊誌『楽園工房』 連載になりました!
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日本初!手づくる!こだわる!男のリビング・ウエル・マガジン
『楽園工房』(隔月刊誌)が、スキー専門の出版社である
ノースランド出版(03-3985-8111)から
4月22日(木)、創刊されました。定価790円(税込み)。

『楽園工房』は40、50代を読者対象とした「男の家庭内自立」を
サポートする雑誌で「DIY(手づくり暮らし)」と「家事」が2大テーマ。

原稿依頼があり、「僕らは半農半X族」というタイトルで
連載のエッセイを書かせていただいています。

次号(VOL.2)では、「半農半X族が米づくりでこだわること」
について書いています。書いていると、いろいろ発見。
尊い機会をありがとうございます!

6月25日、全国の書店で発売です。

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■7■ 『週刊金曜日』の「元気がでるまち」で
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新潟のルポ・ライター新井由己さんが市民派の雑誌
『週刊金曜日』の人気の連載コーナー「元気がでるまち」で
綾部を2ページ(モノクロ)で紹介くださり、おかげさまで、
4月16日号で無事、掲載されました。

綾部の地酒「穂乃花」の河北卓也さん、黒谷和紙のハタノワタルさん、
映画の字幕翻訳家の永田若菜さん、綾ぼうろの志賀政枝さん、
農家民泊「素のまんま」の芝原キヌ枝さんの5名が写真で登場。

綾部のPRになっていたらうれしいです。ありがとうございました!

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■8■ 『自然の仕事に就こう』(山と渓谷社)
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山と渓谷社が毎年出しておられる好評のムック
『自然の仕事に就こう(2004年版)』。

「自然の仕事を知る本」という企画のなかで
『半農半Xという生き方』を紹介くださるようです。

5月下旬頃の発売とのこと。
自然の仕事に就きたいと思う人の目にとまれば
うれしいです!

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■9■ 『わが家と地域の自給エネルギー』に出ています!
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現代の最先端誌ともいえる農文協の「現代農業増刊号
(年4回発行)」『わが家と地域の自給エネルギー〜
もったいないから おもしろいから〜』(2004年5月号)で

高野孟さん(「インサイダー」編集長・早稲田大学客員教授)が
「土と火と、風と水とで 自給自律の半農半X
〜わが人生二毛作開墾記・他律の大規模システムを超えて〜」
で「半農半X」ということばをタイトルにつかってくださっています。

縁あって、鴨川自然王国(千葉)のみなさま
(歌手の加藤登紀子さん、高野さん、田中正治さん)に
『半農半Xという生き方』を献本させていただいています。
藤本敏夫さんにも届けたかったです・・・。

エネルギーを地域や家庭で自給しちゃう時代。いいですね。
「もったいないから おもしろいから」って、21世紀的です。
http://www.ruralnet.or.jp/zoukan/200405jikyu_m.htm

高野さん、甲斐編集長、いつもありがとうございます!

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■10■ ソニー系の電子書籍デビューです
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今年は「電子書籍元年」ということで
様々なメディアで特集記事が出ています。

松下に続いて、ソニーからも専用端末がこの春、発売されました。

おかげさまで・・・『半農半Xという生き方』もエントリーされ、
電子本のラインナップに加えていただくことになりました。

ホームページで紹介されています。
http://www.timebooktown.jp/Service/index.asp

『半農半Xという生き方』が電子本に。
ありがたい時代です。

電子版の最初の読者は誰かな。
貸本スタイルなので、1名くらいは借りてほしいなあ。

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■11■ 「半農半X」系のことばたち(1)
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われわれは、簡素な生活をしながら高邁な思想を保持するよう、
自分を訓練すべきです。どの家でも、自分用の食物を作れる
小さな庭を持つことができたらよいと思います。

パラマハンサ・ヨガナンダ著『人間の永遠の探求』(森北出版、1998年)より

兵庫県篠山市の小宮勇介さん(無の家)紹介のことばです。
※無の家 http://mu-members.ddo.jp/mu-noie/

小宮さん、すてきなことばをありがとうございました!

「半農半X」系のことばをぜひ教えてください。
みんなでシェアしていきましょう。

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■12■ 田んぼでニューインスピレーション!
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1996年から始めて、今年で9年目の米づくり。

田植えを終えて、手押しの除草機を
転がせる時期となりました。

今年は縦横、走らせることができ、除草が楽しみです。

田んぼでニューインスピレーションを。

これが僕のテーマです。
哲学の田んぼでいろいろ思索できたらうれしいです。

出版を記念?して始めた楽天日記「半農半X的生活」。
「農とエックスとことばと」をテーマに、いまも楽しく続けています。
http://plaza.rakuten.co.jp/simpleandmission/

おかげさまで『半農半Xという生き方』を
手にとってくださったことがきっかけとなり、
いろんな物語がいまも生まれています。

いつか綾部を訪れたいなと思ってくださった方、
里山ねっと・あやべのホームページに訪問くださった方、
実際、綾部へ訪問くださった方、
「つばさがはえるちず」(旧姓たかみよこさん作)を求めてくださった方、
芝原さん宅で農家民泊体験をしたいと予約くださった方、
ポストスクールをお申込みくださった方、
希望銀行に言葉を入金?くださった方、
メールや手紙をくださった方、
我が家まで遊びに来てくださった方、
取材に来てくださった方、
連載の機会をいただいている編集の方・・・。
本当にありがとうございます。

これからもこつこつ「半農半X」というコンセプトを
伝えてまいります。

萌芽力のあるコンセプトでありますように!
翼のあるコンセプトでありますように!

今後ともご指導の程、よろしくお願いします。

次号(VOL.7)は上梓1年後の2004年7月19日頃
の発行を予定しています。

発刊1年の記念日に、どんな話題をお届けできるか楽しみです。

感想やメッセージなど、下記までぜひお寄せください。
inspire@sage.ocn.ne.jp

長文のメールに最後までお付合いくださり、
ありがとうございました。

***

最後に・・・マハトマ・ガンジーのことばを。

「世界に変化を望むのであれば、自らがその変化になれ」

それぞれの舞台で新しい風を起こしていきましょう。

***

半農半Xという種子〜半農半X研究所news VOL.6

発行:半農半X研究所(京都・綾部)
    塩見 直紀
発行日:2004年5月28日
inspire@sage.ocn.ne.jp

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以上、転送歓迎です。


 

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