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--- ◇半農半Xコンセプト、テレビデビュー? -------------
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-------------------------------- 2004年09月14日号 --
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sustainability and mission
半農半Xという種子〜半農半X研究所news VOL.007
塩見直紀(京都・綾部)
http://village.infoweb.ne.jp/~tanet
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CONTENTS・・・
■1■ 物語はまだまだ続きます
■2■ 半農半Xコンセプト、テレビデビュー?
■3■ 農のあるライフスタイル実現プロジェクト
■4■ 京都府中丹広域戦略会議
■5■ 第1回オーライ!ニッポン大賞「事例集」
■6■ 論文「多様化する帰農とその社会的意義」
■7■ 京都府農業大学校へ行ってきました
■8■ 創刊3号の『楽園工房』、発売中です!
■9■ 『自然の仕事に就こう』
■10■ エックスを見つめる他火(旅)
■11■ 「半農半X」系のことばたち(2)
■12■ スローレボリューションでいこう!
■13■ 田んぼでニューインスピレーション!
■14■ 編集後記
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■1■ 物語はまだまだ続きます
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ソニー・マガジンズから『半農半Xという生き方』を
上梓させていただき、7月19日で、まる1年になりました。
みなさま、過分な1年を本当にありがとうございました!
いまも手にとってくださった方から
うれしいメールが届いたり、綾部へ訪問くださったり、
新しい物語が生まれ続けています。
半農半Xというコンセプトが、「萌芽力」のある
種子となれるよう、これからも精進いたします!
今後ともよろしくお願いします!
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■2■ 半農半Xコンセプト、テレビデビュー?
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9月初旬、東京のとある放送局から「田舎暮らし」を
テーマに番組を計画中ですと電話がありました。
農文協の『青年帰農』(現代農業増刊号)で
「半農半X」のことを知り、
「解」のひとつとして、注目くださっているのでした。
そのプロデューサーさんが作られる番組は
毎週夜、放映されていて、全国放送です。
「半農半X」というコンセプト、テレビデビュー?
説明に行きます・・・ということで
今日9月14日、綾部に来られることになりました。
半農半Xに決定するしないにかかわらず、
スケジュールの都合で、ロケ日は
「9月20日」と決まっているそうです。
ご縁ですので、話を聴かせていただこうと思いますが、
急ですね・・・。
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■3■ 農のあるライフスタイル実現プロジェクト
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京都府からお誘いがあり、7月より
「農のあるライフスタイル実現プロジェクト」
という京都府の会議に参加させていただいています。
グリーンツーリズムで有名な
京都府立大教授の宮崎猛さん、
「かやぶきの里」として美山町を
全国に知らしめた観光カリスマの元助役・小馬勝美さん、
宮津で「ペンション自給自足」をされている
オーナー勅使河原道子さん等々がメンバー。
京都発の「農のあるライフスタイル」。
10年、50年、100年もつような
哲学あるコンセプトを京都から。
独創的なコンセプトが生まれたらいいなあって思います。
議事録は京都府のホームページで公開されます。
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■4■ 京都府中丹広域戦略会議
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京都府の中丹広域振興局からお話をいただき、7月より
「京都府中丹広域戦略会議」に参加させていただいています。
「中丹(舞鶴・綾部・福知山の3市、大江など3町)」
のエックスを応援できたらうれしいです。
人にミッションがあるように、
まちにも地域にも国にも、ミッションがある、のですね。
すてきなコンセプトが生まれたらいいなと思います。
とにかく、尊い機会に感謝です。
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■5■ 第1回オーライ!ニッポン大賞の「事例集」
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都市と農山漁村の共生・対流表彰事業である
第1回オーライ!ニッポン大賞の「事例集」
(農水省農村振興局発行)ができあがりました。
http://www.maff.go.jp/nouson/seisaku/ourai_nippon/index.htm
「オーライ!ニッポン大賞」部門は55事例、
「ライフスタイル賞」部門は11事例に選定。
残念だったライフスタイル賞ですが、「半農半X」も
カラー見開きで、事例に加えていただいています。
うれしいのは、先進的な活動をされている
全国の組織や個人に届くこと。
新しい種子となり、いつか芽がでたら、うれしいです。
ただいま第2回の大賞、募集中です。
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■6■ 「多様化する帰農とその社会的意義」
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農政ジャーナリストの岸康彦さん(元愛媛大教授)の
論文「多様化する帰農とその社会的意義」
(日本農業研究所研究報告「農業研究第16号」所収)中で
『半農半Xという生き方』が登場しています。
論中で数ヶ所、半農半Xのことが触れられていて、
『半農半Xという生き方』も参考文献入り。
名誉あることでした。尊いお出会いに感謝です。
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■7■ 京都府立農業大学校へ行ってきました
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6月、京都府立農業大学校(綾部)の特別講座で
「半農半X」について、お話をさせていただきました。
農業を志す若い世代に耳を傾けてもらえたこと、うれしく思います。
種子となり、いつしか芽がでたらうれしいです。
95年に「半農半X」というコンセプトが生まれ、以来、
10年弱、「半農半X」という視点からいろいろ考えてきました。
個人や組織、市町村のミッションを応援できたらうれしいです。
呼ばれれば、どこへでも飛んでいきます!
10月はお隣の京都府大江町で、11月は京都府福知山市で
お話をする機会をいただいています。ありがとうございます。
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■8■ 創刊3号の『楽園工房』、発売中です!
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スキー専門の出版社・ノースランド出版が、この春、創刊した
男のリビング・ウエル・マガジン『楽園工房』(隔月誌)。
「僕らは半農半X族」というタイトルで
連載のエッセイ(モノクロ3p)を書かせていただいています。
8月25日発売のVOL.3では、
「ぼくのエックス」について書いています。
書いていると、いろいろ発見。
尊い機会をありがとうございます!全国の書店で発売中です。
ちなみにVOL.2においては、
半農半Xの苦悩の米づくりについて。
『半農半Xという生き方』を読んでくださった大阪の
神田正実さん一家が「子どもたちに田植えを経験させたいです」
と綾部まで来てくださり、写真で登場です。
マクロビオティックマガジン『むすび』(正食協会・月刊)では
連載「農と天職と」を、
ヘルシー生活応援マガジン『Bagel(ベーグル)』(学研・月刊)では
連載「里山発ベーグルライフ」を書かせていただいています。
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■9■ 『自然の仕事に就こう 2004』
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山と渓谷社が毎年出しておられる好評のムック
『自然の仕事に就こう 2004』(別冊「山と渓谷」)が
5月31日、発売されました。
「自然の仕事を知る本22選」という企画のなかで
『半農半Xという生き方』を紹介くださっています。
巻頭特集は「鴨川スタイル探訪」で、
加藤登紀子さんと仲間たち/漁師になったサーファー/
和棉を育む人々などが紹介されています。
仕事に就くためのアクセス情報211、自治体支援制度、
志向で選べる「自然の仕事70職種」徹底研究、
求人・採用情報 全350件など、盛りだくさんです。
自然の仕事に就きたいと思う人の目にとまればうれしいです!
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■10■ エックスを見つめる他火(旅)
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『半農半Xという生き方』をお読みくださった方が、
「素のまんま」の芝原キヌ枝さん宅で「農家民泊体験」を
してくださっています。
「素のまんま」の芝原さん、ますます人気です。
秋の季節は「自己探求」「エックスを見つめる時間」や
「カントリーウォーク」「里山歩き」、特にオススメです。
農家民泊の詳細をご希望の方はご一報ください。
綾部がいつしか、訪ねたい「こころのまち」「伝説のまち」に、
「自己探求都市」「人生探求都市」に、
「他火(たび)のメッカ」になれたらうれしいです。
里山ねっと・あやべのホームページ「農家民泊体験記」の
コーナーにすてきなエッセイがいっぱいあります!
http://www.satoyama.gr.jp
6月27日、NHK・BS2「初夏 里山の音景色」
(4時間番組)で芝原さんと、『半農半Xという生き方』に
登場いただいている山中衛さん一家が登場されました!
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■11■ 「半農半X」系のことばたち(2)
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天職について・・・内村鑑三のことば
人には各自に天職がある。之を知りて、之に就くは当人に取り、
社会全体に取り、最も幸福な事である。人生の成功とは実は
他の事ではない、自分の天職を知って、之を実行することである。
天職(X)を、他者のために活かし合う世紀へ。
そんなビジョンをもっていたいと思っています。
「半農半X」系のことばをぜひ教えてください。
みんなでシェアしていきましょう。
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■12■ スローレボリューションでいこう!
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『半農半Xという生き方』の上梓を記念?して始めた
楽天日記「半農半X的生活」も7月で1年になりました。
「農とエックスとことば」の観点から、
楽しく続けています(約94%の記入率)。
テーマは「スロー・レボリューションでいこう」。
大好きなことで、世界に、ゆっくり、インパクトを。
エックスを応援するための「お土産のことば」を
毎日1語そえています。また、お立ち寄りください。
http://plaza.rakuten.co.jp/simpleandmission/
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■13■ 田んぼでニューインスピレーション!
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1996年から始めた米づくり。
数えてみると、今年でなんと9年目でした。
来年は「祝10年」。びっくりです。
5月中旬に植えた苗も大きくなり、2004年の
「9・11」の日、稲刈りをはじめました。
地球という星の唯一の収入源といわれるお天道様の
チカラをかりて、稲木で天日干し。
刈って、運んで、干す。これがなかなかの重労働なのですが、
おいしい新米もそこまで来ているかと、がんばれます。
天日干しのあと、脱穀の作業がありますが、
とにかく、1年分のお米確保に僕も王手、
今年のお米づくりもいよいよ大詰めです。
今年も田んぼでいろいろ思索できました。
田んぼでニューインスピレーション。
田んぼはそんな収穫もできるところなのです。
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■14■ 編集後記
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おかげさまで『半農半Xという生き方』を
手にとってくださったことがきっかけとなり、
いろんな物語がいまも生まれています。
いつか綾部を訪れたいなと思ってくださった方、
里山ねっと・あやべのホームページに訪問くださった方、
遠路、綾部まで訪問してくださった方、
「つばさがはえるちず」(旧姓たかみよこさん作)を求めてくださった方、
芝原さん宅で農家民泊体験をしたいと予約くださった方、
「ポストスクール」をお申込みくださった方、
「希望銀行」に言葉を入金?くださった方、
http://www.assist-jp.net/finesite/kibo_ginko/
メールや手紙をくださった方、
我が家まで遊びに来てくださった方、
取材に来てくださった方、
連載の機会をいただいている編集部の方・・・。
本当にありがとうございます。
これからもこつこつ「半農半X」というコンセプトを
伝えてまいります。
萌芽力のあるコンセプトでありますように!
翼のあるコンセプトでありますように!
今後ともご指導の程、よろしくお願いします。
次号(VOL.8)は、2004年11月19日頃
の発行を予定しています。
つぎはどんな話題をお届けできるか楽しみです。
感想やメッセージなど、下記までぜひお寄せください。
inspire@sage.ocn.ne.jp
長文のメールに最後までお付合いくださり、
ありがとうございました。
***
最後に・・・マハトマ・ガンジーのことばを。
「世界に変化を望むのであれば、自らがその変化になれ」
それぞれの舞台で新しい風を起こしていきましょう。
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「半農半Xという種子」(半農半X研究所news VOL.7)
発行:半農半X研究所 塩見 直紀
京都府綾部市鍛冶屋町前地9番地
発行日:2004年9月14日
inspire@sage.ocn.ne.jp
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半農半X研究所newsのバックナンバー(1〜6号)は
以下のホームページでご覧いただけます。
http://village.infoweb.ne.jp/~tanet
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以上、転送歓迎です。