ソニー・マガジンズから『半農半Xという生き方』を上梓して、9月19日でちょうど2か月となりました。
 おかげさまで手にとってくださった方からうれしいメールをたくさんいただいています。本当にありがとうございます!
 以下は上梓後、生まれた小さな物語です。お時間許せば、お読みいただければ、うれしいです!(塩見直紀)

半農半X研究所news__________VOL.002(2003.09.22)   VOL1 VOL2 VOL3 VOL4
 小さな物語(1)海を渡った「半農半X」
 小さな物語(2)「半農半X」を卒論に
 小さな物語(3)夏休みの読書感想文
 小さな物語(4)思索の旅

 朝日新聞 書評
 日本農業新聞 書評
 北海道新聞 書評欄 著者インタビュー
 ご紹介いただいたメディア
 日記「半農半X的生活」、始めました

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■1■ 小さな物語(1)海を渡った「半農半X」
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 上梓後、いろいろな物語が生まれています。少しだけ、ご紹介します。
 日本に住んで15年になる中国人の友だちが出版後、綾部を訪ねてきてくれました。
 彼女のパートナーは中国在住の詩人・編集者で、
「半農半Xという本を書いた人に明日、会いにいくの」
と中国語で国際電話したところ、
「そのコンセプトはおもしろい!」
と一瞬で理解してくださったそうです。
 中国語でも通じました!
 いま、中国でもアーティストが村に入り、農をはじめ、新しい何かが生まれている。
 中国の半農半Xの人を訪ねたくなりました。いつか交流ができたらうれしいです。
 彼女が中国語に翻訳できたらいいねといってくれました。
 ホテル綾部さんのカフェとおいしいお蕎麦屋さん「そばの花」。すてきな2軒のはしご。うれしい再会でした。
 半農半Xというコンセプトがこの夏、海を渡りました。

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■2■ 小さな物語(2)「半農半X」を卒論に
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 卒論のテーマに半農半Xを選んでくれた女子大生の方が夏休みを利用して岐阜からやってきました。
 綾部駅から市営バス(470円)に乗って、無事我が家まで。
 小庭にテーブルを出し、お客様をお迎えするのも最近の我が家のスタイルです。
 実家が岐阜と聞き、岐阜のキーパーソン&スポットを紹介しました。近くだという「わらべ村」は知る人ぞ知る自然食品のお店です。
 未来食(穀菜食)にも関心があるとのことで、岐阜の料理仲間も紹介しました。
 素敵な出会いになればうれしいです。ミッションを少しでもサポートできたらうれしいです。
 「半農半X」が卒論のテーマになる時代。いまはそんな時代なのですね。
 人生に卒論があるなら・・・。私にとってはそれが「半農半X」なのかもしれません。

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■3■ 小さな物語(3)夏休みの読書感想文
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 『半農半Xという生き方』の登場人物の方からうれしいメールが届きました。
 中2の娘さんの夏休みの読書感想文が、『半農半Xという生き方』だったそうです。
 「見せてくれませんが・・・」と。でも、うれしいそうでした!
 いい家族だなあ、とこちらもうれしくなりました!

 
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■4■ 小さな物語(4)思索の旅
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 『半農半Xという生き方』をお読みくださった方から、芝原キヌ枝さん宅で農家民泊体験をしたいですとたくさんのメールをいただき、予約も入っています。
 先日、東京から第1号の方が綾部を訪れてくださいました。芝原さん、ますます人気です。
 里山ねっと・あやべにもたくさん訪問いただいています。
 また里山ねっとのホームページの訪問者も出版後、増えているのでは?という声をいただくようになりました。綾部へのいい影響が出ればうれしいです。
 綾部がいつか訪ねたい「こころのまち」、「伝説のまち」になれたらうれしいです。


以下、『半農半Xという生き方』を紹介くださったメディアからの抜粋です。
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■5■ 朝日新聞 書評
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書評欄 2003年08月24日掲載(全国版・表紙写真あり)

 「半自給的な農業とやりたい仕事を両立させる生き方」を推奨する本である。
 ただし「半X(エックス)」の「やりたい仕事」には著者独特のこだわりがある。「天与の才(X)を世のために活(い)かし、社会的使命を実践し、
発信し、まっとうする生き方」とストイックだ。
 もっとも著者自身が京都府綾部市でそれを実践しているだけあって、挙げている例は農家民泊や蕎麦(そば)ぼうろつくりなど身近なものもある。
 定年退職者からフリーターまで、老いも若きもやりたいこと、やるべきことを模索している時代だ。
 また、これまでの金儲(かねもう)けや出世をめざす生き方や、大量生産大量消費の社会に対する懐疑も強まっている。
 むかしから晴耕雨読といい、いまは定年帰農が注目されているように、大地を耕すということには、人々に安らぎを与えたり、自然や人生について深く考えさせたりする作用があるのだろう。半農半X型生活は、一つの有力なモデルであるにちがいない。
 ただ、この実践のためには「才能、個性、特技を社会に活かし役立てながら、それを換金化できるかどうかというのが大事だと思う」という著者の指摘を忘れてはならないだろう。<高任和夫(作家)>

※掲載後のアマゾンの順位が82位くらいだったようです。

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■6■ 日本農業新聞 書評
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書評欄 2003年08月25日掲載(全国版・表紙写真あり)

 半農半漁ならぬ「半農半X」とは、自給的な農業と、やりたい仕事=Xを両立させる生き方。
 「3百万円の年収がなければ」という考え方から脱却し、好きなことをしようと呼び掛ける。
 著者が新しく取り組む中での発見も興味深い。田んぼづくりで知った「養い水」という言葉や雑草と稲との共生、観光事業のあり方など、新鮮な視点が面白い。
 金や時間に追われない、人間らしさ回復のライフスタイルだ。

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■7■ 北海道新聞 書評欄 著者インタビュー
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書評欄 2003年09月07日掲載(北海道全域・表紙写真あり)

著者訪問 
「半農半Xという生き方」を書いた塩見直紀さん

 京都市からJRの特急列車で1時間余。おいしい水と空気に恵まれたのどかな町が綾部市だ。農家民泊などを楽しむ旅人や、人生半ばで生き方を変えたいと願う移住者が、少なからず集まる町でもある。
 塩見さんは、4年前33歳でサラリーマン生活に見切りをつけ、故郷綾部にUターン。今、家族が食べる分だけの田畑を耕し、
子育てをし、社会的な課題にもかかわりながら生活している。
 そうした生き方を「半農半X」と名付け、本書で提唱している。「作家星川淳さんの著書から『半農半著』という言葉に出会ったのがきっかけ」という。
 実際には田畑にかける時間はそれほどでもない。「半農でなくても、無理せず『4分の1』農でいい。それより難しいのは、やりがいがあって収入の得られる『X』を見つけること」。
 塩見さんの場合は、だれかの「X」探しを応援する小さなビジネスや、「里山ねっと・あやべ」という町づくり活動に、自らの「X」を見いだした。
また他の仲間は、創作、工芸、ホームヘルパー、料理研究などを「X」にしている。
 個人の得意分野を提供して対価を得ていくことが成功のカギとなる。
 「企業にいても同じかもしれませんが、自分が得意なことを見つけて伸ばしていくことだと思います。限られた人生の時間を生きるのですから、何を優先したらいいかを考えた方がいい」。
 理想は生活の20%を「X」に、残り80%を農、睡眠、食、家族の時間などにあてること。
 「だから、Xの時間は1日5時間ぐらいが望ましい」。収入は月10万ほどあれば、田舎では大人1人が十分暮らしていける、という。
 1965年生まれ。会社勤めのころから、環境問題に関心があり、持続可能な社会のあり様を考えてきた。
 そして小学4年生の時、42歳だった母を亡くした経験が、その年齢に近づいた自分の余命をいや応なく意識させる。「そろそろ人生の後半に入っている。悔いのないように生きたい」との思いは強い。父、妻、幼稚園に通う長女との4人暮らし。(東京社会部 木崎美和)

※綾部まで取材に来てくださいました。
インタビュー:ホテル綾部のカフェにて

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■8■ ご紹介いただいたメディア
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上記以外のメディアで紹介いただきました。
ありがとうございます!

・新聞
「あやべ市民新聞」(8/20)「人類愛善新聞」(9月号)「読売新聞」(9/21)

・タウン紙
「えふ」(北近畿・9月号)「タウンタウン」(北近畿・9/10号)

・AMラジオ
「KBS京都ラジオ(笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ・9/8)

・メールマガジン

「星川 淳@屋久島発 インナーネットソース」(星川淳さん発行)
ふるさと耳寄り情報メールマガジン「こちら八重洲のプラザです」
(財団法人都市農山漁村交流活性化機構発行)
「タクジの近況メールニュース」(西田卓司さん)
「夢旅人通信」(関輝夫・範子さんご夫妻)など

・エフエムいかる(綾部のコミュニティFM・9月23日予定)
・「週刊朝日」(9月30日発売号)、

※紹介いただいたメディアにほかにあれば、お教えください。漏れていた場合はお許しください。

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■8■ 日記「半農半X的生活」、始めました
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 『半農半Xという生き方』をお読みいただいた方から「半農半X」について話しにきてくださいというメールもいただくようになりました。
 8年間、半農半Xという視点から情報を収集し、編集してきたのですが、お役に立てればうれしいです。
 呼ばれれば、どこへでも(?)飛んでいきたいと思います!
 出版を記念?して、「農とエックスとことばと」の3つをテーマにした日記を公開しています。
http://plaza.rakuten.co.jp/simpleandmission/ (←楽天サイト。別ウインドウで開きます)

 おかげさまで『半農半Xという生き方』を手にとってくださったことがきっかけとなり、
いろんな物語が生まれてます。
 いつか綾部を訪れたいなと思ってくださった方、里山ねっと・あやべのホームページに訪問くださった方、実際、訪問くださった方、たかみよこさんの「つばさがはえるちず」を求めてくださった方、芝原さん宅で農家民泊体験をしたいと予約くださったり、遠くからお越しくださった方、ポストスクールをお申込みくださった方、希望銀行に言葉を入金?くださった方、メールや手紙をくださった方、我が家まで遊びに来てくださった方・・・。
 本当にありがとうございます。
 応援いただいた綾部のみなさま、ありがとうございます。
 これからもこつこつ「半農半X」というコンセプトを伝えてまいります。今後ともご指導の程、よろしくお願いします。
 長文、最後までお付合いくださり、ありがとうございました。

半農半X研究所 塩見直紀

 

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