2003年7月19日、ソニー・マガジンズから
『半農半Xという生き方』を上梓させていただき、 3月19日で「8ヶ月」となりました。本当に本当に早いものです。おかげさまで、雑誌等の書評や口コミ等で手にとってくださり、うれしいメールがいまも届き、 新しい物語が生まれ続けています。

  半農半Xというコンセプトは、「萌芽力」がある 種子かもしれないなあと感じています。 本当にありがとういございます!
以下は上梓後、生まれた小さな物語集です。お時間許せば、お読みいただければ、うれしいです。 (塩見直紀)

半農半X研究所news__________VOL.005(2004.3.19)   VOL1 VOL2 VOL3 VOL4

 藁(わら)が寄り道する家
 「ライフスタイル賞」、残念でした!
 「後世への最大遺物」が縁となり
 エックスを見つめる他火(旅)
 JC機関誌『We Believe』の「スロートーク」
 『楽園工房』創刊
 市民派雑誌『週刊金曜日』の「元気がでるまち」
 『農業と経済』(2004年3月号)書評
 『ソトコト』(2004年4月号)に載りました
10 ヘルシー生活応援マガジン『Bagel』で連載スタートです!
11 30代最後の1年が始まります!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1■ 藁(わら)が寄り道する家
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 『半農半Xという生き方』を読んでくださった大阪在住の建築デザイナーの東智子さんが第1回「真の日本のすまい」提案部門にチャレンジ。
 「藁(わら)が寄り道する家」を提案されたところ、「佳作をいただきました」とうれしいメールが入りました。3月初旬、東京で受賞式があったそうです。最先端の家。おめでとうございます!
 昨秋、東さんはご家族で、「素のまんま」(芝原さん宅)で農家民泊体験をされました。
 綾部という空間が、誰かのエックスを応援できたらうれしいです!
 東さんの「農家民泊体験記」もとっても素敵です。
 里山ねっと・あやべのホームページをぜひご覧ください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■2■ 「ライフスタイル賞」、残念でした!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 農水省では、平成15年度から、都市と農山漁村の共生・対流を促進するため、「都市側から人を送り出す活動」、「都市と農山漁村を結びつける活動」、「農山漁村の魅力を活かした受入側の活動」等について、優れた貢献のあった団体や個人を表彰する「オーライ!ニッポン大賞〜都市と農山漁村の共生・対流表彰事業」を実施されることとなり、昨秋、募集されていました。
 そのなかの「ライフスタイル部門」に、「半農半X」を応募、「審査委員会が開かれ、応募調書等により、貴半農半X研究所が最終選考事例としてノミネートされました」とメールをいただきましたが、ライフスタイル賞の受賞には至りませんでした。
 そのかわりといっては何ですが・・・
 2月25日、東京で開催された「第1回オーライ!ニッポン全国大会」のシンポジウムでパネリストとして登壇された四方八洲男・綾部市長が聴衆600人の大ホールで「半農半X」を紹介くださったようです。ありがとうございます!

共生・対流ホームページ http://www.kyosei-tairyu.jp/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■3■ 「後世への最大遺物」が縁となり
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 内村鑑三の「後世への最大遺物」が取り持つ縁で5月の後半、神戸の私立高校で「半農半X」について、お話をさせていただくことになりました。若い世代に耳を傾けてもらえること、うれしく思います。種子となり、いつしか芽がでたらうれしいです。
 1995年に「半農半X」というコンセプトが生まれ、以来10年弱、「半農半X」という視点からいろいろ考えてきました。
 個人や組織、市町村のミッションを応援できたらうれしいです。呼ばれれば、どこへでも飛んでいきま〜す!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■4■ エックスを見つめる他火(旅)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 『半農半Xという生き方』をお読みくださった方が、芝原キヌ枝さん宅(素のまんま)で「農家民泊体験」をしてくださっています。
 東京でNPO法人「みずきの会」をされている上田富代さんも3月、綾部を訪れてくださいました。
 「素のまんま」の芝原さん、ますます人気です。うららかな春の「自己探求」「エックスを見つめる時間」。「カントリーウォーク」「里山歩き」もオススメです。農家民泊の詳細をご希望の方はご一報ください。
 綾部がいつしか、訪ねたい「こころのまち」「伝説のまち」に、「自己探求都市」「人生探求都市」に、「他火(たび)のメッカ」になれたらうれしいです。
 里山ねっと・あやべのホームページ「農家民泊体験記」のコーナーにオススメのエッセイがいっぱいあります!

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■5■ JC機関誌『We Believe』の「スロートーク」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「家庭と仕事研究室」代表の藤浦剛さん(姫路)からお誘いをうけ、姫路の「スロービジネス研究会」(代表・米谷啓和さん=米谷紙管製造株式会社代表取締役、日本青年会議所会頭)で「半農半X」について、話をさせていただいたご縁で、JC機関誌「WeBelieve」(4月号、4月15日発行)の「スロートーク」コーナーで「半農半X」をモノクロ2ページで
紹介いただくことになりました。
 スローな活動、運動、あるいは生き方を実践している人のインタビューコーナーで、1月号は中村隆市氏、2月号は山井太氏、あやべボランティア総合センターの佐々木博之さんが撮ってくれた写真も4枚、載ります!
 JCは「大きな環と小さな環が響き合うスローソサエティの実現へ」を運動のスローガンとして、活動されていて、モノやお金で計れない、自然の時間を基準におく青年経済人の活動組織であるJCが発行する月刊機関誌で読者は日本経済の中核にある20〜40歳若手経営者層約5万人とのこと。
  2月下旬、取材がありました。尊い機会をありがとうございます!5万人のエックス。すごいチカラですね。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■6■ 『楽園工房』創刊
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 日本初!手づくる!こだわる!男のリビング・ウエル・マガジン『楽園工房』(隔月刊誌)がスキー専門の出版社であるノースランド出版(03-3985-8111)から4月22日(木)、創刊されます。定価790円(税込み)。
 『楽園工房』は40、50代を読者対象とした「男の家庭内自立」をサポートする雑誌で「DIY(手づくり暮らし)」と「家事」が2大テーマだそうです。
 原稿依頼があり、「半農半Xという潮流」(仮題)というテーマでエッセイを書かせていただきました。尊い機会をありがとうございます!以下は創刊号おもな記事です。

・「プチ家具」がオレにもできた!初めての木工DIY
・極めればDIYハウス〜マイク眞木さんが手づくる男仕様の厨房
・「炊飯器」ひとつで自在料理
・オレ印焼酎・簡単仕込み など

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■7■ 『週刊金曜日』の「元気がでるまち」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
新潟のルポ・ライター新井由己さんが市民派の雑誌『週刊金曜日』の連載コーナー「元気がでるまち」で綾部を2ページ(モノクロ)で紹介くださることになり、2月中旬、取材がありました。
 綾部の地酒「穂乃花」の河北卓也さん、黒谷和紙のハタノワタルさん、映画の字幕翻訳家の永田若菜さん、綾ぼうろの志賀政枝さん、農家民泊の芝原キヌ枝さんが写真とともに登場されます。
 発行日はまだ未定(3月下旬〜4月初旬?)ですが、発売前から問い合わせが編集部になぜだか多く、びっくりされています。
 私なら綾部をこういう「切り口・キーワード」でPRするなあという想いがカタチになりそうでうれしいです。お楽しみに!
 また、新井さんがすてきな書評を書いてくださいました。ありがとうございます!
http://www.yu-min.jp/bookstore/archives/000070.html

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■8■ 『農業と経済』(2004年3月号)書評
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
農業のオピニオン誌『農業と経済』(昭和堂・月刊)で『半農半Xという生き方』の書評(1ページ)が掲載されました。3月号の特集は「農の福祉力」。新しい可能性を拓くとっても素敵な特集に載り、うれしく思います。
 また、2月号(特集「地方分権・財政改革・農業政策」)では、四方八洲男・綾部市長が「明日の農には夢がある〜地方からの提言」を寄稿され、論中で『半農半Xという生き方』を紹介くださいました。ありがとうございました!
 余談ですが、1月号(特集「美しい農村の条件」)で拙文「美しい農村を育む」を書かせていただきました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■9■ 『ソトコト』(2004年4月号)に載りました
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
スローフード、スローライフ。生活のさまざまな要素を「スロー」に掘り下げている素敵な月刊誌「ソトコト」(木楽舎刊)。
 創刊以来、私も大好きな「ソトコト」誌なのですが、4月号で『半農半Xという生き方』の書評が載りました!

 新号は、LOHAS(Lifestyles Of Health And Sustainability)ココロ・カラダ・地球にいい暮らし特集。

 004年は「スロー」をひとつのライフスタイルとして横に繋ぐ「LOHAS」を提案。都市に暮らし、ビジネスを成功させ、なおかつスローに生きることは可能なのか? 第1回目のLOHAS特集は、LOHAS的な世界観、働き方、健康、そして人生の楽しみ方について考えてみたいとのことです。

 ソトコト」サイト http://www.sotokoto.net/latest/index.html

※「ソトコト」とはアフリカのバンツー族のことばで「木の下」の意、「木の下には叡智が宿る」という意味を込めておられます。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■10■ ヘルシー生活応援マガジン『Bagel』で連載スタート!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 学研が発行されているヘルシー生活応援マガジン『Bagel(ベーグル)』の森浩編集長が『半農半Xという生き方』を手にとってくださったご縁で5月号からエッセイの連載(カラー1P)が始まることになりました。
 誌名は卵、牛乳、バターを使わないリング型のヘルシーブレッド「ベーグル」からとられています。
 イラストはなんと田谷美代子さん(旧姓・高さん)。拙文をすてきなイラストでサポートしてくれます。いつの日かコラボレーションできたらという夢が叶いました!ありがとうございます!
 『Bagel』は女性誌(30代前後の既婚女性が主な購読者)でコンビニでも、ご覧いただけます。ぜひ1度、手にとってみてください。毎月7日の発売です。
 半農半Xという活字がコンビニにある時代。すごいなあって思います。
 本当に尊い機会をありがとうございます!
 マクロビオティックマガジン『むすび』(正食協会)での連載「農と天職と」(1p)もお陰さまで順調に進み、毎月楽しく書かせていただいています!
http://www.macrobiotic.gr.jp

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■11■ 30代最後の1年が始まります!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

二十四節気の「清明(4/4)」の日、39歳になります。30代最後の1年が始まります。
 不惑の年もそこまで来ていますが、「人生の後半生」も惑わず、迷わず、進んでいけそうです。
 出版を記念?して、「農とエックスとことばと」をテーマにした日記を公開してきましたが、楽しく続けています。年末年始と遠出のキャンプ以外は、書いています。
http://plaza.rakuten.co.jp/simpleandmission/

おかげさまで『半農半Xという生き方』を手にとってくださったことがきっかけとなり、いろんな物語がいまも生まれています。

いつか綾部を訪れたいなと思ってくださった方、
里山ねっと・あやべのホームページに訪問くださった方、
実際、訪問くださった方、
「つばさがはえるちず」(旧姓たかみよこさん作)を求めてくださった方、
芝原さん宅で農家民泊体験をしたいと予約くださった方、
ポストスクールをお申込みくださった方、
希望銀行に言葉を入金?くださった方、
メールや手紙をくださった方、
我が家まで遊びに来てくださった方、
取材に来てくださった方・・・。

 本当にありがとうございます。

 これからもこつこつ「半農半X」というコンセプトを伝えてまいります。

 萌芽力のあるコンセプトでありますように!
 翼のあるコンセプトでありますように!

 今後ともご指導の程、よろしくお願いします。

 

次号(VOL.6)は出版10ヶ月後の2004年5月19日頃の発行を予定しております。

2ヵ月後、どんな話題をお届けできるか楽しみです。

最後に・・・

世界に変化を望むのであれば、自らがその変化になれ。
(マハトマ・ガンジー)

それぞれの舞台で新しい風を起こしていきましょう。

最後までお付合いくださり、ありがとうございました。

 

 

たねっとホームページに戻る